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「再出発のための自分史」の働き

「再出発のための自分史2011」を無事終了することができました。
2009年にスタートしたこの講座も3回目。今年は20代の参加者が半数
を占め、平均年齢がだいぶ若返りました。

これは、この自分史講座が、信頼できる場での自己表現を通して、
性的アイデンティティ(性別・性自認・性指向・ジェンダーなどを
総合した概念。金城理枝さんの講座で教えてもらった)を確立したい
という参加者の要望にこたえることができることを意味しているの
だと思います。

もちろん、運営上の人手不足からパフスクールの広報をインターネ
ット上に限ったことも、大きく働いているかも知れませんが。

自分が何者であるかを認識するには、信頼できる他者の存在が必要
です。自己表現には自己開示が避けられませんが、セクシュアル・
マイノリティの場合、自己開示がカミングアウトになってしまうた
め、そこが安全・安心な場であるかどうかを見極めるまでは、かな
り躊躇のエネルギーが働きます。その躊躇のエネルギーを押しのけ
他者に自分自身が何者かを受け入れてもらって初めて、自分自身が
自分自身をも受け入れ、アイデンティティを確立するということに
なるようです。

パフスペースというセクシュアル・マイノリティに開かれた空間で、
ルール(相互尊敬・傾聴・守秘義務)に則った自己開示をくり返すこ
とで、「自分はこれでいいんだ。これが自分なんだ」という確信を
積み重ねていくこと。おそらくそれが自他への信頼感を育て、この
社会で自由に強く生きていくことにつながっていくのだと思います。

ホモフォビアの最大の罪は、セクシュアル・マイノリティが自身の
自己受容ができずに、身近な人間と信頼関係が結べない点にあります。
来年はホモフォビアにも視野を広げた「再出発のための自分史」に
挑戦していきたいと考えています。 (講師・沢部ひとみ)

2011.11.26 受講生の感想アンケートから
・身近すぎる人には伝えにくい、でも誰かに伝えたい、表に出した
 いということを、受講生の皆さんとシェアできました。なかなか
 こういった機会がないので、心に溜まっていたものが少し軽くな
 ったように思います。皆さんのお話を聞いたり、話をしたりする
 中で、生きるヒントをもらえたりと、様々な発見がありました。
 (20代)
・手術をしたりとトランスの私にとっては忘れられない一年に、自
 分史講座という有意義な時間を使って、未来のために自己整理で
 きたことは大きかったです。(20代)
・安心・安全な場で皆さんとお話ができてよかったです。また一歩
 前に進むことができます。(20代)
・色々な人がいるなと思った。多分、職場では知り合えなかった人
 々。自分は頭が固いと思った。(40代)
・すっかり忘れていた子供時代を思い返すことができ、自分の原点
 を見直せたように思います。自分の幸せを再認識させてもらいま
 した。(50代)
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